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住まいる・nao平野が、日々の生活を通し、お家ショールームを例にとりながら、収納の極意をお教えします!
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
2020年は、新型ウイルスで日本中がマスク不足に陥りました。我が家は、なんとサージカルマスクが4箱、医療用マスクとゴーグルと医療用手袋のセットが2箱、ゴム手袋、母の遺品のマスクなどがありましたから何の問題もありませんでした。サージカルマスクは10年前のサーズの時にストックしてあったものです。富山市や目黒区にあるグループホームにせっせと送りましたら大変喜ばれました。備えあれば憂いなしですね!
その後、布マスクでもよろしいというので、こちらもせっせと作りました。材料不足でなかなか手に入らない中、役に立ったのは『父の遺品のワイヤー』と『母の遺品の晒』と『オーダーワイシャツの残布』。また、ソーイングが得意な友人には水天宮さんで戴いた晒を送りましたら素敵なマスクを私や富山のグループホームのお年寄りに作ってくれました。断捨離しなくてよかった!
【グループホームへ】 医療用品の数々・北陸銀行からもらった母のマスク・サーズの時のサージカルマスク
【布マスクづくりへ】 父のワイヤー・母の晒・水天宮さんの晒・オーダーワイシャツの残布
【マスク完成】 なかなか素敵なマスクができました。
【友人が作ってくれたマスク】 さすがプロ!
【エピソード】「アベノマスク」が話題になったころ、清掃の仕事をしている女性がインタビューに「マスクは私も作れます。国は国にしかできないことをやってください」と答えていました。正論です。清掃で毎日使い捨てのマスクの処理をしている方の言葉は重みがありました。
2020.9.07 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
皆さんのご実家、特に地方では子供たち家族の帰省に合わせて、たくさんの『おふとん』がおありでは? 知り合いの家が火災にあわれた時、おばあさんに「何より孫たち一家が帰って来るために誂えたふとんがもったいなかった」と言われたことがありました。昔の方にとって本当に貴重なものだったのですね。そこで、羽根布団を、打ち直して(出来るんですよ!)新しい布団に生まれかわらせ、娘夫婦が喜んで使っています。敷布団は、2組のみ娘夫婦のところへ行きました。
また、引き出物や内祝いにいただいた数多くのタオルケット・シーツ・毛布類は、洗ってJFSA(NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会)に送りました。この団体からパキスタンに送り、販売してアル・カイールアカデミー(学校)の資金になります。何しろ、年に2回しか使っていないものでほとんど傷んでいませんでした。荷物7個分になりました。
【長女夫婦へ・次女夫婦へ・自宅遣いへ】 羽毛布団・ベッドカバー・タオルケット
【パキスタンへ】 シーツ・タオルケット・毛布・布団カバー・荷造り・JFSA資料
【エピソード】『スッキリ住まいへの道』でも打ち直して布団を使い続けることを書きました。我が家で利用している寝具屋さんは下記の通りで、とても親切で、お仕事が丁寧です。昭和40年ごろまでは「綿の打ち直し」は普通に行われていたと思います。
小林寝具店 八千代市八千代台東3-5-1 047-482-2025
2020.9.07 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
電化用品は、娘が結婚したり、姪が独立したりして、使ってくれることになった話はいたしましたね。次は台所用品です。使えるものが沢山ありました。
先ずは、母が無類の綺麗好きだったこと。次に、ガスコンロをIHクッキングコンロに交換した時に、お鍋を買い替えたため、まだ新しかったこと。三番目に、古くなったものを買い替えたのにもったいなくて新しいままに残されていたこと。
【東松島市ののびる幼稚園へ】 給食室で使われています。
【それぞれの家庭で】 日本の世帯人数は2人を切り、小さいお鍋は皆さん重宝されているようです。
【我が家で本物に替えたもの】 左が、ずっと使っていたプラスチックのお盆、右が仕舞われていた新しいお盆
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【エピソード】 のびる幼稚園は、津波に襲われましたが、2014年に矢本で再興されました。その時、いままではお弁当だったのですが、週何回か給食が無ければ若いママたちの心をつかめない(?)というわけで給食室が作られました。では、ボールやざるも必要でしょうとお送りしました。
2020.7.21 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
家具は、大物ですね。これに関しては、「捨てない技術」が及ばないものもありました。タイトルに誤りがありますが、「極力捨てない技術」として許してください。
先ずは、母のお嫁入りの和箪笥です。思い出の詰まった箪笥です。母は、戦後数年たった時に結婚しましたので、少し世の中も落ち着き、ものが出回ってきたところでした。祖父母が揃えてくれた一棹で、正直一見したところ総桐箪笥に見えますが、引き出しの底などは杉です。高級品ではありませんが、地元の桐箪笥やさんに再生してもらうことにしました。
【私の着物の小物入れへ】 母の婚礼箪笥の再生前と再生後
金具は元のまま、昔の箪笥は幅が小さくたとう紙が入らないので、今は和装小物入れに使っています。
【金具はそのまま】寿の文字や松竹梅の模様が入っておめでたい金具です。
【残念ながら処分した家具】 父も洋服ダンスを結婚の時に持ってきました。それは、扉が外れ、ところどころ剥げて傷だらけでしたが、母も捨てられなかったのでしょう。納戸の奥にひっそりと置いてありました。こちらは、再生することもできませんでしたので処分しました。(写真はありません)また、家族が増えて少しずつ家具が増え、そのつどしっかりした家具を買っていたつもりでしたが、プリント合板の時代となり、合板が剥がれておりましたので処分しました。
【泣く泣く処分した家具(左)】 座卓は、父と母の新婚時代のものだったはずで、却ってプリント合板ではありませんでした。まだまだ使えたのですが、立派な新しいもの(写真右)が有り、こちらは我が家が譲り受け、古い方は処分することにしました。
【ご近所様へもらわれた家具】 洋服ダンスは(写真奥)、歩いて2分のご近所の方に使ってもらうことになりました。「もったいないけど我が家にも置くところないしなあ」「○○さん、古い洋服ダンス処分して、これ持ってたらどう?」と言うご近所さんどうしの会話で決定しました。○○さんの古い洋服ダンスは、やはり50年ほど前の新婚時代のものだったそうです。移動は廃品回収の方がして下さいましたが、引き取ってもらう時は、ここが問題かなと思いました。
【意外と好評だった家具】 カラーボックス、プラスチック引き出しケース等の隙間家具です。納戸やガレージや押し入れで使ってもらえることになりました。軽いのでお持ち帰りも楽でしたよ。
【姪がもらってくれた家具】 姪が結婚することになり、テレビ台とスリッパ立をもらってくれることになりました。新婚さんに申し訳なかったけど、本人の希望です。家を建てた時にその家に合った家具に買い替えてもらえればと思います。
【修理して使った家具と子供椅子】 子供部屋にちょうど良いと我が家に持ってきて、取っ手を修理しました。母が使っている時に修理してあげればよかったと思っています。ベビーチェアは、孫にピッタリ!これは、安定性があって、踏み台にもピッタリ!
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【エピソード】 皆さんには、ぼろぼろの箪笥に見えるでしょうね。これは兄が生まれた時のベビー箪笥です。「子供用のベビーダンスではなくて、大人のしっかりした箪笥を買ったのよ。ベビーダンスはちゃちでしょ!」と母は言っていました。私にも思い出がいっぱいい詰まっていて、扉のところには賞状とか通知表とか大事なものを入れてくれました。扉のカーテンは何回も母が自分で張り替えていました。最後は、父と母の下着入れとして便利に50年以上使われてきたものです。ご苦労様でした。今でも処分したことに心が痛みます。
2020.1.24 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
どうしてこんなに未使用タオルがあるのでしょう?今も引き出物の人気商品はタオルだそうですね。たぶん、箱入りタオルは何かのお返しでしょう。会社の名前が入ったタオルだけで小さな段ボールにいっぱいになりました。未使用の真新しいタオルは、結婚した娘達に、一人暮らしを始めた姪に、我が家にと配りまくりました。写真の箱は配った後の残りです。この倍はありました。まだまだタンスの引き出しに3段分あります。タオルは一生分ありそうです。「タオルはタオルでまとめる」これが、『スッキリ住まい』の第一歩!
【必要な方へ】 名入りタオル・箱入りタオル・箪笥にあるタオル
【エピソード】 会社名が入ったタオルは、茨城の障碍者福祉施設にお送りしました。その施設では、おむつを替えた後に暖かいタオルで綺麗に拭いてさしあげているとのこと。どれだけあっても足りないのでとても感謝されました。
2018.9.07 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
皆さんは着物をどうしていらっしゃいますか?よくタンス一棹で数千円という話を聞きますね。母は、着物を着こなした最後の世代で、冠婚葬祭と言えば着物でした。そこで、着物は私が着ることに決心しました!そして着る機会を作るために裏千家の茶道を習うことになって、ホントに60の手習い!『利用する』これは捨てない技術の大道ですね。
【私へ】 着物 半分は、私の祖母の着物でお茶の席ではちょうどよい地味さ?でいい感じです。
【私へ】 帯こそ体形は関係ありませんね。
【私へ】 帯締め・帯揚げ・ショール
【手芸家へ】 浴衣・普段着・良く着た着物と出来上がった手芸品
【エピソード】 母は草月流の師範をしておりましたので、華展があれば着物姿でした。それらは、私が着ることにして普段着は手芸をなさる親戚・近所の人や会津にある楢葉町の方の仮設住宅に送りました。お手玉・鍋敷き・コースター・ティッシュ入れ、布草履の鼻緒に見事変身しました。孫のために楢葉町の遠藤さんがちびこの布草履を作って下さいました。
2018.9.07 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
洋服をどうしようかと考えていると学生時代の友人が「意外ともらってもらえるのよ」とアドバイスしてくれました。ご近所ではハイカラなおばあちゃんで通っていた母の普段着・街着などは結構近所の方・親戚の方が着てくれることになりました。ズボンは直してはいて下さるそうです。『ガレージセール』も『スッキリ住まい』への道ですね。
【欲しい方へ】 普段着・街着
【エピソード】 写真はごく一部です。何十枚の普段着やお出掛け着を鴨居にかけて、お世話になった方と思い出話をしながらファッションショーを楽しみました。でも、スーツだけはいらないそうです(涙)
2018.9.07 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
物が多い家ではありましたが、母は母なりに整理整頓をしていたので山のようにあるプラスチックの収納容器が不要になりました。私も母を見習ってこれらを使って整理整頓してみました。『スッキリ住まい』の基本の基は、もちろん「整理整頓」!これをいかにするか?そしてそれをいかにキープするか?それが問題ですね!
【不要になったプラスチック収納容器の数々】
【我が家で使った収納容器】 水切り・日用品入れ・食品入れ・薬入れ
【エピソード】 プラスチックが海洋汚染の問題になっていますね。この世に送り出されてしまったものは仕方がない。徹底的に使うべきだと思います。私は、今までお菓子の箱を使ってきたのですが、扉の中に隠れるものはそれで充分でしたので、皆さんプラスチック収納を買うのはもうやめにしませんか?買えば整理整頓できるとは限りませんよ!
2018.6.14 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
今回は、家電のお話をしましょう。昔のように完全同居をしていれば次の世代が引き続き使うことになります。「家電製品をどうしよう?」以前はこんな問題もなかったことでしょう。幸い母が綺麗に使っていたことや、ちょうど娘が結婚した時だったのでいろいろなところにもらわれて行きました。使ってもらって嬉しいです。『譲り先』をまず考えましょう!
【娘夫婦へ】 FAX電話・冷蔵庫・炊飯器
【ご近所の方に】 浴室暖房機・IHクッキングコンロ
【我が家に】 小型ミキサー・IH卓上コンロ・足もみき
【実家の公民館へ】 電気ポット・ホットプレート
【一人暮らしを始めた姪っ子へ】 洗濯機・電子レンジ・炊飯器・こたつ
【エピソード】 娘が結婚して2年後に姪が一人暮らしを始めました。娘に子供ができて炊飯器の蒸気が危ないとのことで今度は姪が使ってくれることになりました。めでたし、めでたしです!
2018.6.06 ofutarisama
父が亡くなってちょうど4年、元気だった母が父の後を追うように逝ってしまいました。本当に元気だったので、生活したままの家がそんぐり残され、遺品整理を少しずつしています。この中に『スッキリ住まい』の極意が隠されているような気がするのです。何でも捨てるのではなく、上手に整理していきませんか?
母は、長年草月流のお花の先生をしておりました。本来置くべき棚は長年集めた花器で溢れかえり、いろいろなところにとりあえずという感じで置かれておりました。この「とりあえず」というのは『スッキリ住まい』の天敵です。趣味のものはどうしてもどんどん増えます。しかるべき収納量をしっかり確保しなければなりませんね。
写真を撮った後からも、物置や戸袋からひょっこり出てきました。これらは、「デイサービス」の施設に引き取ってもらいました。何箇所かのデイサービスで分けて、お花のサークルに使ってもらうことになり、「田原さん(母)をを偲びながら皆さんでお花を活けています」と礼状が届きちょっと目が潤みました。
【デイサービス施設へ】 生け花の花器
【エピソード】 最初に母の母校(富山県立富山女子高等女学校、現在富山いずみ高等学校)に寄付しようとお電話しましたが、既に華道部は廃部とのことでした。もともとは女子高でしたが、時代は確実に変わりました。
2018.5.27 ofutarisama
リフォームの前に、ぜひ、住まいる・naoお家ショールームへお越しください。